お元気整体院
岩手県在住の施術家・熊谷真奈美先生から、皆さんへのメッセージ
3月11日を境に何だか・・生活の全てが変わってしまいました。
ただ呆然と過ごす数日。
毎晩、避難に備えスキーウエアで寝ました。
この子らを守らなくては・・両脇に幼い子供に三匹の犬。
この子らを抱えて逃げることができるだろうか?
その時、自分はどうするだろう?
きっと坂の途中で抱き合って津波に飲まれたでしょう・・
どの子を失ってもいけないから、みんなでの死を選んだに違いない。
内陸に住む私には、津波は無縁でした。
4日の停電なんて何も問題はなく過ごしておりましたが・・
あの惨劇を知ると黙っていられなかった。
そんな我が家に、坪井先生のご支援の言葉。
「すご~~~~いあしながおじさんがいた!」
そう思って涙が止まりませんでした。
被災地に入り同県の私達でも中々、本音を見せてはくれません。
何度も何度も足を運んでようやく・・欲しいものの名が出ます。
頂戴した義援金で調達しお届けする。
そうして45日が過ぎました。
被災地で助かった方々は、
停電の中一晩中、「ママ助けて」と泣く声・
うめき声を家の周囲で聞いていた子供達・・
お年寄りをおぶって亡くなった消防団。
最後まで避難に全力を掛けて亡くなった警察官。
幼稚園バスのまま亡くなった子供と先生。
津波を泳いで助かった青年。
手を離さざる得なかった老いた母が、津波にさらわれた最後。
老人をおぶって波の中を逃げて助かった高校生と知らないおばあちゃん。
あの悲劇が夜なら・・家族一緒に亡くなれたのに・・
これも本音です。
こんな悲劇を明日に向かわせるには
長い間、切れることのない支援だと思っておっております。
どうか、皆さまの毎日が平和であたたかい毎日でありますように。
笑顔でいる時間が一分でも長くありますように。
いつも通りの日常が続きますように祈っております。
熊谷真奈美